先月プロデュースさせていただいカップルは、アメリカと日本で離れて暮らしていました。
お式の後には2人でアメリカで暮らすため、3ヶ月弱の準備期間は仕事と結婚式の準備、それに引越しの準備も加わって、睡眠不足と戦う日々。
何よりも、海外にいる新郎とは時差の影響で、話したい時に話せない状況から、ふたりはすれ違うことや上手く気持ちが伝わらないことも沢山ありました。
特に新婦は全てを1人で見に行き、探し、悩み、会えない寂しさやすぐに相談できないもどかしさなどから、式をやめると考えたこともありました。それでも、諦めずに1つ1つ解決するまできちんと話し合って2人の答えを出し、当日を迎えました。
結婚式というと当日のことだけを考えがちですが、その日を迎えるまでの準備期間が実はとても大切だと僕は考えます。
結婚式の準備期間をどう過ごすのか、何を感じるのか。
年々、結婚式を挙げないカップルやフォトジェニックに拘るカップルが増えています。「なぜ、結婚式を挙げないという選択をしたのか」理由は様々だと思います。しないのが悪いとは思いません。
当日の会場がどんなに華やかになるか、どう見えるかに焦点を当てるのもひとつです。でも、結婚式を挙げなかったり、当日の外観ばかりにこだわっているのは、すごくもったいないことだと思いませんか。
「結婚式を諦めないでほしい」
僕の願いはやっぱりこれです!
困難に立ち向かってきたおふたりの事を間近で見てきて心から思います。諦めずに結婚式をしたからこそ得ることが沢山あると!
たくさんの愛に満ちた感動的な結婚式に携われたこと、僕を選んでくれたお二人に感謝しています。
追伸、
最近では結婚式の仕事に関わるみなさんの中にも、結婚式を挙げないという選択をする方がいらっしゃいます。僕の個人的な考えですが、とても残念に思えてなりません。
この仕事に関わっている方にこそ、結婚式を挙げてほしいと切に願っています。式を終えた後気づく事も成長している事もとても多いのです。
式を挙げた人は自然とおふたりやゲストに対する思いが変わってくるはずですから。